路面電車
鹿児島市民の誇りの一つが路面電車。私も通勤に毎日使っています。市内全区間一律160円。ただし、やはり普通の電車と違って交通渋滞の影響を受けます。このため、ダイヤはかなり不安定で、毎日同じ時間に電停に行くにもかかわらず、通常20分の区間で最大15分(4月からの実績)の遅れを生じる。
が、路面電車がある街と言えば蜘蛛の巣状態でとてもゴチャゴチャした感じがするのですが、鹿児島では電車運行区間では全て電柱地下埋/センターポール化がはかられているため、とてもスッキリした感じがします。
だだし、どうしても電車が曲がる交差点だけはセンターポール化出来ないので、道路の上には蜘蛛の巣が出来ていますけど(この写真じゃ判らないな)。
鹿児島の電車は広告でラッピングされているので、色は様々。上の写真はピンクだが後ろの写真にあるように緑だったり白だったり。年式も様々。私が確認した中で一番古いのは1955年製。
一番新しいのが、2001年製。さすがに新しい電車を汚すのは気が引けるのか、新しい電車だけは広告ラッピングされていない。台車を運転席の下に置き、客が乗る部分は超低床を実現している。路面電車でノーステップを実現。それはそれで素晴らしいのだが、首の所(運転席の後ろ)で動く関節といい、正面の顔といい、まさに昆虫みたい。
よく訳がわからないのがこの電車(両方とも)。今、一番多く走っている。1980年代末のもの。
反射してうまく写っていないが、アナログメーターの右にあるのが液晶パネル。黄緑っぽい液晶表示が1980年代末を感じさせるが、左側にははるかに時代を感じさせる古色蒼然としたハンドルが.....。ハンドルの字体といい、相当な年代物であるのは間違いない。古い電車からはずしてきたらしい。再利用しなきゃならない位にハンドルってのは高価なものなんだろうか?