桜島
鹿児島市の前面にド〜ンとそびえている。存在感はものすごく大きい。繁華街である天文館付近からは仰角7度だが、気分的にはもっと圧迫感がある(7度と言えばスキー場の初心者コース並みかそれより緩い)。甲府や静岡県富士市から見る富士山と同じような仰角だが、幅があるせいか、距離が近いせいか。
その上ほとんど毎日白煙をあげ、日によっては黒煙(灰色煙)をあげる。幸いにも私はまだ経験がないけど、降灰のときはその黒煙が町に覆い被さってくるのだ。
過日仕事の関係で東京からお客さん(地質屋さんと地球物理屋さん)が訪ねてきた。二人とも地震・火山が専門なのだが、鹿児島は初めてだそうで、桜島がものすごく近いことにすごく驚いていた。
三宅島は毎日亜硫酸ガスが6000トンほど出ているので、島民は未だに帰島できずにいる。桜島ではずっと以前から毎日亜硫酸ガスが3500トンほど出ているそうな。鹿児島県の大気汚染モニタリングポストでも、桜島はもちろん、鹿児島市中心部でも亜硫酸ガス濃度があがる日がある。そりゃ、重いガスが標高1100
mのところから流れて来るんですから、わずか10km弱の鹿児島市中心部まで来るのは当たり前か。
桜島ビジターセンターより見る(トップページのバックにある写真)
磯海水浴場から見る
オフィスの私の部屋の窓から見る(残念ながら4 階なので眺めはそれほど良くない)
追記:冬になって小規模噴火が起きるようになってきた。
これくらいの噴火でも、風向きが悪いと.....
火山灰がやってくる...
こうなるとハードコンタクトをしていると悲惨!
暑い、暑いと思っていた鹿児島も12月に入って急に寒くなってきた。と思っていたら、12月19日についには雪が降ってきた。市内は雪が舞う程度だが桜島は冠雪。
オフィスの窓から
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