出水に鶴を見に行きました
九州の西の八代海に面した出水には、冬になるとシベリアからたくさんの鶴が飛来する。1万羽にもなるらしい。一時期は絶滅も危惧されるほど減少したのだが、心ある人の努力により今ではたくさんの鶴が訪れるようになったそうな。出水の観光の目玉となっている。鶴観察センターの前の刈り取りが終わった田んぼにはものすごくたくさんの鶴がひしめいており、グゥァグゥァ大騒ぎしている。ツルの一声というが、グゥァグゥァグゥァグゥァうるさくて、とても権威あるような声じゃない。
鶴を集めるために毎朝1トンの小麦を撒いているんだそうな。ただし、小麦を撒くと集まってくるのはカラス、次にカモで、それらの食べ残しを鶴が食べるんだそうな。体高1mもある大きな鳥のくせに.....。
世界の真鶴の3割、ナベヅルの9割がここで越冬する(夏場はシベリア各地に分散しているが)とのことで、佐賀県は「鶴が一箇所に集まると、もし伝染病が発生したりすれば種が絶滅しかねない」として、鶴の誘致(呼び寄せ)をはかっているんだそうだが、成功していないらしい。ま、理由は正当そうに聞こえるが、どうも「私にも観光資源を分けて」と言ってるように聞こえてしまう。
大量の鶴。大部分がナベヅル(黒い)。2割位真鶴がいる。
民家の目と鼻の先に鶴がいる。かなりうるさいし、糞公害もあるんじゃないだろうか?なにせ1mもある大きな鳥1万羽ですから。
付近にはカラスも大量にいた。カラスだって野鳥です。鶴よりも先にエサを頂くそうな。
鶴とは全く関係ないが、途中で見かけた看板。ミッキーと聞けばディズニーのミッキーマウスを連想してしまうけど、それじゃ著作権に引っかかる。この店オリジナルのネズミキャラクターで、たまたま名前がありふれたミッキーになっただけということでしょうか。