関之尾滝の歐穴
都城の近くにあります。歐穴とは岩盤が露出する河床で、窪地に小石が引っかかって、流水のためにコロコロ回転しながら河床を削って作った穴のことです。首都圏では秩父長瀞に直径2mほどの大きなものがあります。
ここでは600 個もの歐穴があるそうで、国の天然記念物に指定されています。
安山岩の溶岩があるために谷が浸食されにくく、溶岩の端は滝(関之尾の滝)になっています。滝の上部は安山岩の岩盤となっていて、そこに流水のためにたくさんの歐穴が形成されています。こんなにたくさんの歐穴が見られるのは珍しい(から天然記念物に指定されている)。
小さな歐穴と形成途中の歐穴。形成途中の歐穴には丸い石が必ず入っています(この石が無くなると歐穴は成長をやめる)
崩れてしまい丸い穴の一部が残ったものや、丸い石が無くなったものもありました。
安山岩岩盤のために谷の下刻が妨げられ滝が出来ています。歐穴は滝の上にあります。
歐穴の説明