佐多岬
九州最南端。すごく海が綺麗。行った日は視界もよく、現在も噴煙を上げている薩摩硫黄島が見え、種子島や、山頂のみ雲から頭を出した屋久島も見えた。黒潮に向かって突き出した佐多岬は、暖かいらしく椰子の木は当然ながら(ここのヤシは黒潮に乗って自然に流れ着いて自生したものもあるとのこと)、バナナなども元気よく生えている。ま、バナナは美浜区でも磯辺のある家の庭に冬でもなんとか枯れることなく生えていますけど。
佐多岬。噴煙をあげる薩摩硫黄島が水平線に見える。解像度を落としたので判りにくいが灯台の左上水平線には種子島。
端の自治体同士が交流盟約を結んでいるそうな。沖縄は本土じゃないらしい。
海はとても美しい
左側が薩摩硫黄島。活発な活火山で白く見えるのは噴煙。左の島は竹島。両者は一続きの大きな火山(鬼界火山)だったが、7200年前に破局的な巨大噴火が起こり、鬼界火山はカルデラとなって海底に没した。この時の火砕流は海上を流れて南九州にも堆積した。たぶん南九州の多くの生物は大打撃をうけた。少なくとも薩摩半島や大隅半島では生物は絶滅したはず。この時の火山灰ははるか東北地方にも積もっている。屋久杉も古いものが6000年程度だから、おそらく屋久島の植物もこの時に一旦絶滅したんじゃないか。
道ばたに生えるバナナの樹の群落と道ばたをあるくサル