桜島に行きました

 こちらに来てほぼ一ヶ月。鹿児島と言えば桜島。という事でダイエーで買った3段変速の愛車で桜島ツーリングに行きました。地図で見ればさしわたし10km程度の小さな島。島の周回道路は海岸に沿っている。ので、我が愛車でも簡単だと思って出発。が、意外にも桜島はハードでした。海岸に沿った周回道路のくせにアップダウンがあるのです。必死の思いで周回し、あとで地図を見てみると標高差は最大100mもありました...。


桜島フェリーと港

鹿児島市から桜島にはフェリーで行きます。トミカのおもちゃにあるのと同じようなもの。料金は大人150円、自転車100円です。桜島さえ見えなけりゃ、ニューカレドニアのヌーメア港の面影がある。さすが南国!

県庁所在地から2kmの地点が既に国立公園。この愛車(3段変速です!)でツーリンクを楽しみました。何たって国立公園ですので、観光用に街灯だって桜島と桜島大根をイメージにデザインされてる。

鹿児島市が目の前です。2kmしか離れていない

日本で最も活発な火山です。右は昭和溶岩。まだ植物があまり生えていません。左は燃島(新島)。江戸時代の噴火の際に地下にマグマが迸入して隆起して出来た。有人島です。かつては小学校もあったそうですが、今では6戸しか住んでいない(住んでいるのが不思議だと私には思えてしまうけど)

埋没鳥居。地学の教科書によく出てきます。大正の大噴火(この時に桜島は大隅半島と陸続きになった)の際、活動の前半は激しい降灰を伴う噴火で、鳥居も厚い火山灰に埋まってしまった。ここまで自転車で来るとヘトヘト。が、これはちょうど鹿児島市の反対側なので、ここまで来ると同じ距離だけ戻らなくてはならない。何と.....

ガジュマルの樹。ハワイなど南洋の島でよく見ます。さすが南の島!ここにもガジュマルがありました。

追記:私の知識の無さを露呈してしまった。これはガジュマルではなく「アコウ」と言うらしい。似ているがガジュマルよりも若干葉が大きいのだそうです。ガジュマルはFicus microarpa でアコウはFicus superbaだそうです。で、判ったんだけど、ガジュマルの生息域はインドから東南アジア、日本では屋久島までなんだそうです。ハワイやフィジー、ニューギニアなどで良く目にする、これに良く似た樹はガジュマルでもアコウでもないらしい。

追記2:海浜幕張と縁の深い千葉マリーンズは鹿児島でキャンプをしているらしい。で、こちらの2004年2月の新聞に、かのバレンタイン監督が「愛車で桜島を軽々一周」したという記事が出ていた。私は途中、溶岩展望台を散策するなど寄り道をしたので3時間位かかったが、自転車を漕いでいたのは2時間位。だが、軽々とは到底行かなかった。もう完全にヘトヘト。元スポーツ選手だから今でもすごいのか、 情けないことに50過ぎの人よりも私の体力がないだけなのか、それとも3段変速自転車とマウンテンバイクの違いか?


戻る