琵 琶 湖
日本最大の湖。面積が広いだけじゃない。深さも100m以上あって、体積も日本で最も大きい。何よりも最も偉大なのは、日本で最も古い湖であること。他の湖は古くてもせいぜい数万年程度だが、琵琶湖はダントツに古くて600万年の歴史をもつ。人類が誕生する以前から存在していた。
かつてはもっと広く、中心も今より南東の上野盆地あたりにあった。が、徐々に中心が移動して、今は比叡山の麓にある。新幹線に乗ると米原あたりで平野の中に小山が点在している光景が見られるが、これがかつての琵琶湖に点在する島だった。小さな島が点在する多島湖が堆積物で埋め立てられた。埋め立てられる一方で、湖が深くなる地殻変動もあって、室町時代の遺跡が湖底にあったりする。
梅雨の合間に出かけてみた。湿度が高くよく見渡せなかったのが残念。
さすがに大きい。湿度が高く視程が良くなかったせいもあるが、対岸が全く見えない。でも水をなめても海水じゃない。塩分はない。
湖北に行けば山も迫って湖らしくなってくるんですが。釣り客が多い。
湖の東には平野が広がります。縄文時代にはこのあたりも湖だったはず。堆積物で埋め立てられた。
湖の周囲にはポプラ並木やラベンダー畑があって、北海道を思い出させる。風車小屋は北海道にはなかったけど。
実はアホなことに、高速道路を使わずに出かけた。距離は近いんですが(電車なら1時間程度)、琵琶湖にたどり着くまで片道3時間もかかった。琵琶湖一周するのに4時間。帰りに3時間。ただ車を運転しているだけだった。