須磨浦公園/一ノ谷

 相変わらず財政が好転しない。三連休だというのに帰省もせず、かと言って何処にも出かけない。のでは精神衛生上良くない。ので、今回もチープに出かけてみた。2月7日は源平合戦の一つ、一ノ谷の合戦が行われた日なんだそうな。今年はNHK大河ドラマは義経だとか。大河ドラマは見ていない(そもそも、こちらにはテレビもビデオもない)のですが、ま、時期もちょうど良いことだし出かけて見た。
 一ノ谷は神戸市の西、六甲山系が海に没するところです。六甲山系最西端が鉢伏山。その麓にある。


敦盛塚。平敦盛が味方の船に向かって馬で海に入ったところを、熊谷直実が呼び止めて一騎打ちを挑み、平敦盛が負けた。との伝説のあるところ。


鉢伏山から見た明石海峡と神戸市街


古戦場の石碑と昔の一ノ谷。上は想像図、下の写真は昭和38年の写真


一ノ谷(左)と二ノ谷。どちらも小さなもの。一ノ谷の左側に平家が陣を敷いた。


須磨寺。討ち取られた平敦盛の首を洗ったという首洗いの池。背後の枯れた木は、義経がその時座っていたとされる腰掛けの木。歴史ブームで解説付きのツアーが一杯。こういったツアーには若い者がいないのはどうしてだろう?


源平の庭なんだそうな。観光客にウケようとしている下心ミエミエ。須磨寺の境内にあります。

ただし、義経が急崖を駆け下りたと伝えられる鵯越え(ひよどりごえ)は、一ノ谷の東北東6kmにあって、話のツジツマが合わない。このため、鵯越えについては二説あって決着はついていないんだそうな。鵯越えしても海までは(当時の海岸線でも)2.5kmもある。平家が船を配備しつつ陣を敷いたという話を考えると、やはり今の一ノ谷の場所の方が適当だと思う。


ひよどりごえ小学校。小学生にこの漢字を書かせるのはかなり酷だと思う。


ひよどり展望公園より西を望む。一ノ谷は山の向こうで、ここからは見ることすら出来ない。


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