熊野大社

 世界文化遺産に登録された。かつては多くの者の信仰を集め、参拝するためにたくさんの人が訪れた。その熊野信仰の中心が熊野本宮大社。古い神社でも、昨年に行った鹿児島の霧島神宮や宮崎の高千穂神社は全く感動しなかったけど、19年前にここに来たときすごく感動した。ま、それは十数年の間に私の感受性が変化したせいでもあるかもしれない。が、霧島神社のような朱塗り、銅葺きってのは歴史を感じさせない。やはり檜皮葺きじゃないと。
 で、今回の目的地は十津川村だったんだけど、予定よりも早く着いたので、さらに足を延ばして、熊野まで行ってみた。特に今年は世界文化遺産に登録されたばかりでもあるし。


天然の材木で出来た鳥居。由緒正しさを感じさせます。境内の雰囲気もすばらしい。


やはり檜皮葺きってのは落ち着いた雰囲気を醸し出します。


と思ったけど、あれ?日本サッカー協会の旗とお守りがあるぞ?便乗商法か?
何でも、ヤタガラスってのが熊野の神の一つなんだそうで、それが日本サッカー協会のシンボルにもなっている。アジアカップの前にもサッカー協会の幹部がお参りに来たそうです。でも、権威ある古い神社なんだから、こういった世俗的なことからは超越していて欲しかった。かなり興ざめ。



 熊野本宮に近い湯の峰温泉。日本で最も古い温泉の記録があるところなんだそうです。ここの風呂は、一般風呂200円、くすり湯380円でした。何処が違うのか聞いたら「200円の方は温泉50%水道50%で、くすり湯は100%温泉水なんだそうです。最近温泉と言っても怪しいところが多いようですけど、こう堂々と温泉水半分って言われるのもちょっと...。温泉水が2倍だから料金もほぼ2倍ってのもちょっとおかしい気がする。と、思いつつも380円の方に入りましたが。


近くの店では生卵を売ってる。これを泉源に浸けると温泉タマゴが出来るらしい。


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