余部鉄橋/山陰海岸

 鳥取県から兵庫県の日本海岸は国立公園なんだそうです。なかなか美しい光景でした。砂丘があったり断崖の海岸だったり。日本一高い余部の鉄橋にも行った。余部鉄橋は高さが42mもあって日本で一番高い。鋼材はすべてアメリカから輸入したもので、完成は明治44年とすごく古いんですが。で、断崖で囲まれた入り江の奥にあるので風の通り道になっている。見るからに風のために問題がおきそう。とみんな永いこと思ってたんでしょーけどね。18年前についに風に吹き飛ばされて列車が鉄橋から転落した。鉄橋の下はなんと余部の集落。水産加工場に列車が突然降ってきて多くの人が亡くなった。
 京葉線も風が強いとすぐ止まるけど、そう言えば並行する東西線でも風に吹かれて脱線したことがあったっけ。余部鉄橋と違って東西線の荒川鉄橋は、トラスで囲まれていたんで電車は荒川に落ちなかったんだけど。


鉄橋と慰霊碑。真下から見上げる鉄橋はものすごい存在感。写真じゃ伝わらないでしょうけど。水産加工場は今は公園になっていた。


鉄橋。遠くから見ると高さは分からないか。でも北西の季節風がとおりそうなのは分かるでしょ。偶然にも列車が通りかかった。一両編成。
この鉄橋も近いウチに廃止されるらしい。事故の後運行規則が厳しくなったので運転できない日が多いため、線路を移動させてトンネルにするらしい。


余部灯台。灯台自体は低いけど、これが日本で一番灯の高さが高い灯台。断崖の上にあって284m。日本で一番光が遠くまで届く。一番高い鉄橋や一番高い灯台など一番が好きだな。


なかなか美しい海岸線。右手が余部になる。写真奥の岬の向こうが香住。この断崖は280mの高さがある。ここから観光船が出ているのだが、5名にならないと運行しない。なんと...。アジサイが満開。梅雨時ですから。アジサイの奥にピンクに見えるのがネムの木。北海道では函館周辺にしかなかったが、兵庫県北部では雑木林にやたら目についた。たまたま花の時期だというせいもあるけど。そういえば海浜幕張駅の周りにも植えてあったな。


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