大日越

本宮大社から小雲取越の入り口まで

今回は短い数時間のコース。次にひかえるのは熊野古道最大の難所、雲取越。大雲取越、小雲取越はそれぞれフルに1日かかるので、本宮大社と雲取越までの間は中途半端で短い区間なのだが別途歩かねばならない。


大鳥居と、右に見えるのが大日山。この山を越えていく。大日山の斜面は全伐されて悲惨な姿を晒している。国立公園で熊野観光の中心地だというのに......。


大日越は標高差300mほどあるものの、距離は短く、片道1時間程度。そこから小雲取越の入り口までのルートがよく判らないのだが、トンネルではない道が昔の道だと思いこんで歩いた。


なかなか趣のある道でした。


途中にある月見が丘神社はなぜかカギがかかっていてクローズ。


鼻欠地蔵。鼻どころか左側は頭も欠けていた。


この滝で苦行したのだそうだが.....とっても貧弱なもの。滝に打たれた後でも温泉に飛び込めば暖まるし....。

湯峯王子


この区間唯一の王子。温泉析出物が仏像に似ていたことが由来のようだ。


H16に神戸に赴任していたとき、この温泉に入った記憶がある。高い方の380円の風呂に入った。高い方は温泉水100%で安い方は温泉水50%だった。


くみ取り所ってなぁ.....。


賽銭が尽きたのでお参りしなかった。ここに温泉析出物からなる仏像があったようだ。ならば、こちらこそが王子なのでは?


川は信じられないくらいキレイ。写真では伝えられないのが残念!


本日の終点、小雲取越の入り口


熊野川沿いの露頭。新第三紀の砂泥互層。真ん中よりやや右側の部分は、一部地層が乱れている。十分に固結しない段階で、南海地震を迎えたのだろう。海底地滑りする直前の状況になったようだ。


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