三栖−鮎川王子
前回の終点である三栖王子からスタートした。が、三栖王子のすぐ先で迷ってしまった。古道がどれなのか分からない。やっと見つけた道も「本当かな?」と不安にさせるようなもの。藪こぎしながら歩くような部分もかなりあった。何度も間違えてしまった。
ここは立派な神社となっていた。パワーもありそうだ。から、賽銭をはずんだ。
八上王子から稲葉根王子に至る道は荒れているなんてもんじゃない。
写真すら撮る余裕もない。荒れた竹藪の中で道に迷ってしまった。別の沢に迷い込み大変な目にあった
王子の中では格式の高い五体王子の一つなのだそうな。とは言っても、前の八上王子に比べると貧弱で、とてもこれが格式の高い王子には見えなかった。
熊野古道を行く参拝者は、稲葉根王子の前の富田川で水ごりをして身体を清めたそうな。私もプチ水ごりを。
ここは小さな祠があり、立派なご神木もあった。地元の神社として崇められているのを感じた。これならば許す。誰が誰を?
ここも看板と碑があるのみ。朝から歩いてヘトヘト。GWだったのだが、日差しが強く日に焼けてヒリヒリ。歩いて帰らねばならないので、今日はここまで。
どうにも納得しがたいのが熊野古道のルート。八上王子は山の向こうの右奥。そこから峠を越えて稲葉根王子に出るのだが、低い右手の鞍部や、少し遠回りして左の低い稜線を越えれば良いのに、なぜ、この付近で一番高い鞍部を越えなければならないのだ?どうにも理解しがたい。
往路は竹藪の中、道に迷いつつも峠を越えてきた。が、復路は疲労の上に日焼けして、体力・気力も失われ、この山を抜ける国道トンネルを歩いてしまった。
この日はGWだったのだが、稲葉根王子前の駐車場は鎖で閉鎖。観光客に一人も遭わない。本当に熊野古道はブームなのか?いくら客が少ないとは言え、GWの休日に駐車場をクローズしているのだから、地元のやる気もそんな程度か。
やる気がないのは観光案内所も。熊野古道案内所と称しておきながらGWの土曜日にクローズするような案内所に何の意味があるのだ?そんなにやる気がないなら、案内所など作らない方が金が無駄にならないのに。
田辺は梅の木がいっぱい。南高梅が有名だが、これからこんなに梅を植えても大丈夫なのか?単一品種ならば病気の際に危ないのではないかと思うし、既に中国に南高梅が流出して、向こうで生産されたものが安く出回っていると言われている。
梅は収穫時期を迎えていました。梅の実が落果したところをネットで拾い集め、収穫する。