天橋立

天橋立。沿岸流によって運ばれた堆積物が砂嘴を創った。季節風のよる風浪が若狭湾北西岸端の丹後半島で回折して、丹後半島の南岸に斜めに入射するため、半島に沿って南西向きの並岸流をつくる。これが、かつての岬の影にあった阿蘇海の入り口に堆積したもの。

 股覗きといって、前屈みになって股の間から眺めるものなんだそうです。が、無理して見たって別に変わりはしない。

 橋立の幅は狭いところで20mほどだそうです。写真の両端に海が見えるかな?立派な松林があってなかなか素晴らしい。

石垣にはカキがいっぱい。東京湾ならムール貝やフジツボが付くんですが。どうしてなのだろう?私は生き物は全く分からないんですが。これらはみんな生きています。食べられるのかな?



実は、天橋立の付け根付近はドブ臭い。生活排水を直接閉鎖された海にたれ流しているため。写真じゃ灰色に濁った水や臭いは伝わらないが。


昨年、南九州をいくつかまわったが、宮崎の青島や鹿児島の指宿など、かつて著名な観光地はどこも寂れていた。ここも同じ。廃業した土産物屋跡が並んでいる。



 自分じゃ分かりやすい写真を写せなかったので某チラシより無断借用。最初の写真のように、内側だけを見ている分には天橋立はなかなか見事。だが、外側は海岸保全工事のためにぶち壊しにされている。ノコギリの刃じゃあるまいに、なんと無様な姿なんだろう。工事しなければ浸食されて松は枯れ天橋立も消えてしまうんだと主張するんでしょうけど、そりゃ彼らが山の土砂を止めたからでしょう。山の土砂を止めるもんだから海岸浸食が始まり、それに抗するために手を入れるからこのような無様な姿にしてしまう。静岡県の美保の松原もこれと同じく悲惨な姿になっている。


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