風見鶏の館

 昔のNHKドラマの舞台で有名だった。ような気がする。というのは、1983年に神戸に来たとき、この建物を観ながらそう思ったような記憶があるがあるから。ドイツ人の貿易商トーマス氏が建てたのだそうだ。飛行機もない時代に故郷から見れば地球の裏側の最果ての地だろう。そこに来るってのは、故郷が何不自由ない家ならば、故郷を捨て最果ての地に来るはずはない。と、いうことは、裕福じゃなくても、これだけの豪邸を若くして建てられるだけ、当時の貿易業ってのは利潤が大きかったんでしょうかね。
 しかし、いかに豪邸であっても暖炉じゃ寒かったんだろうな。

1F,2Fがそれぞれ230平方m、半地階と屋根裏をあわせ430平方mなんだそうです。玄関ホールだけでも十分に広い。図にはないけどキッチンは地下にあるらしい。日本人が理解しやすいように各部屋の解説には「○畳」と書いてある。畳はないけど。


応接間と、スキップフロアになったリビング


食堂と朝食の間。朝食の間って何だ?



客間と書斎


子供部屋。お嬢さんが一人だった。

#入館料が安いと思ったけど、あとでパンフレットみて驚いた。この建物の現在の所有者は神戸市。市の施設なのに入るだけで金を取るとは、さすが○名高き株式会社神戸市!


戻る