北野異人館

 だんだん行く所が無くなってきた。京都の寺社ならば、見るべき所はたくさんあるのだが、どこも拝観料が高い。が、高いのは神戸の異人館も同じ。美術館ならば見るのに1〜2時間かかるし、寺社も場所にもよるが全部見るのに数十分はかかる。が、異人館は単なる「家」。いくら立派な家であろうが、10分もかからずに見終わってしまう。のに、入場料はだいたい500円程度の所が多い。高いのは1000円という所もある。公開されているものだけでも20軒ある。全部見たとしても 時間的には1日で見尽くす事が可能だが、総額は......。ということで、神戸に住んでいながら、一度も訪れてなかった。大学院の1年目の時に神戸で学会があり、その時に異人館のいくつかを見たはず。なのだが、どこを見たのか記憶にない。
 神戸に住んでいながら、全く見たことがないというのも、もったいないような気がする。ガイドブックによれば、唯一無料なのが「ラインの館」。入場料が安いのが「風見鶏の館」と「萌黄の館」。ともに300円だが2館共通入館券なら500円。と、言うことで、ま、このあたりを見てみようと出かけました。

風見鶏の館

萌黄の館

ラインの館


左上から、旧パナマ領事館、パラスティン邸、山手八番館、左中から、北野外国人倶楽部、イタリア館、旧サッスーン邸、左下から北野美術館、フランス館、最後は現役の民家。現役の住宅も結構ある。表札を見ると日本人だけでなく、華僑系の方も多いようだ。


奥のが有名な「うろこの館」。外壁の石のタイルが鱗状に見るから、この名前がついた。入場料は1000円と一番高い。明治38年に「高級借家」として建てられたんだそうな。


まだまだ寒いけど、ヤナギの芽がふくらみつつある姿を見ると春は近い?神戸に来て10ヶ月過ぎました。あと2ヶ月で今年度も終わりです。


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