鮎川王子−滝尻王子

実はこの区間は、滝尻王子から先の区間にチャレンジした後に、歩いた。順番が逆転している。鮎川王子−滝尻王子の間には一つも王子がない。距離は10km弱と比較的短く、かつ、ほぼ平坦。一方、滝尻王子から先の区間は極めてハード。なので、力が入った日に、先に滝尻王子から先を歩き、比較的ゆっくり起きた日に鮎川王子−滝尻王子間を埋めるように歩いた。

住吉神社

鮎川王子の対岸にある。鮎川王子は廃れ、碑しか残っていないのに、その対岸の神社は立派で、境内には県の天然記念物に指定された巨木がご神木としていくつもある。どうして昔の地元の者は鮎川王子を相手にせず、住吉神社を崇めたのだろうか?とても不思議。

藤原定家の歌碑

私は古文の知識が全くないので、藤原定家がどんな作品を作ったのか、まったく出てきません。後鳥羽上皇が熊野を参拝した時に同行したそうな。

この区間は川に沿った崖の中腹を古道は通ってます。写真では全く理解できないでしょうが、右側は高さ30m位の崖で、落ち葉が積もっていて滑りやすく、かなりスリリングでした。

かつてが棚田だったのでしょうが、今はすべて梅畑

滝尻王子

滝尻王子は、九十九王子の中でも格式の高い五体王子の一つなのだそうです(稲葉根王子もそうだったな)。熊野古道観光の一つの目玉らしく、熊野古道館なる施設がありました。ここではGWの土曜に仕事をさぼるようないい加減な観光案内所ではなく、きちんとオープンしており、職員がいろいろ説明してくれましたし、古道の詳しいマップも頂くことが出来ました。感謝!


観光の中心らしく、2軒ですが土産物屋もありました。


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