ウミガメの産卵

 外海に面しているだけあって、クジラがやってきたりウミガメがやってきたり。和歌山の海は大自然がいっぱい。みなべ町の千里が浜はウミガメが産卵にやってくるとガイドブックに書いてあった。亀が産卵に来るのは夜なのだが、さすがに夜に見知らぬ海岸に行くのは不安。太平洋側なので北朝鮮に拉致されることはないとは思うけど。なので、昼間に出かけてみました。

 千里が浜という名前に偽りあり。1kmしかない浜なのに、なんで千里が浜なんだ?和歌山県は基本的に磯海岸で、砂浜はほとんどない。有名な南紀白浜などは砂浜は600mしかなくて、その砂もオーストラリアから運んだもの。それはさておき、小さいながらも外海に面した砂浜があって、そこにウミガメが産卵にやってきる。

昼間なので、産卵に来たカメに遭うことはなかったけど、カメの足跡は見ることが出来ました。幅は80cm位。足跡の間に身体を引きずったあとがある。

 足跡は2つある。その先に砂の山と穴がある。ここにタマゴを産んだらしい。砂山のしわ地形から、カメは右側からやってきてタマゴを産み、タマゴに砂をかけるために手前に穴を作り、そして海に帰ったのが左側の足跡だと分かる。

 ウミガメの産卵・足跡は他にもいくつもあった。カメはいつ孵化するのだろうか?小さなカメが海に向かうところを見てみたい。

追記

 秋になった。何度か見に行ったが、そう簡単には孵化したカメは見られない。


が、浜辺には穴の周りにタマゴの殻が散らばっていた。発掘されたのか、動物にやられたのか?


タマゴには保護網がかかっていたところもあったのだが。


春には無かったゴミが一杯。浜辺に車の轍があっただけで赤ちゃんカメは登れず、海にたどり着けず死んでしまうのだそうだ(から、ウミガメがやってくる浜辺は車乗り入れが禁止にされている)。が、こんな状況では海にたどり着くなど不可能。


ウミガメのタマゴはピンポン球の大きさというが、まさにその程度の大きさ


殻はものすごく薄く、おそらくはブヨブヨだったのだろうと思う。


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