さざれ石

君が代に出てくる「さざれ石」とは和歌山の石だったとは知らなかった。みなべ町の千里が浜の海食崖は礫岩だったのだが、その礫岩こそが「さざれ石」だった。「き〜みぃがぁよぉわ〜ちよにぃいぃやぁ〜ちぃよ〜にぃさざれぇ〜いしぃ〜のぉ〜」って、小学生の頃は意味は全く理解していなかったのだが、どうも礫岩じゃないかとは後で思い始めた。

う〜ん、それが目津埼礫岩のことだったなんて、全く知りませんでした。白浜や千里が浜には何度か訪れていたのだが...。和歌山県の地質を解説した書のどこにも、「さざれ石」なんて書いてなかったし。

こちらでは何度か地質を見て歩いていたのに.......。と、言うことで、さっそく出かけてみた。


海岸の公園の一角にある看板と庭石。


これこそが君が代で有名な「さざれ石」らしい。しかし、極めてありふれた礫岩だと思うんだが、京都の人には珍しいと感じてしまうのだろうか?ま、あのあたりは変成岩だからねぇ.....。


この一帯の海岸はこのような海食崖になっていて、その露頭がすべて礫岩層。


白浜の千畳敷田辺の「ひき岩」などで見た砂岩・泥岩互層を源岩とする、角礫〜亜角礫からなる礫岩。


波食台には円礫もあった。これらすべてさざれ石


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