紀三井寺
西暦770年の創建とのこと。現在残っている建物のうち、一番古い多宝塔は1449年と歴史もある。境内に3つの泉が湧いていることから、紀三井寺と呼ばれるように成ったのだそうだが、残念ながら泉は飲めない。
サクラの名所なのだそうだ。実は3月に愛車がトラブルを起こし、修理に出したのだが、Audi和歌山が紀三井寺にある。3月の時はサクラが一杯咲いていたのだが、時間がなくて行けなかった。前回の修理の時に、もう一箇所気になる場所があったので、今回、もう一度車屋さんに預けた。ので、そのついでに立ち寄って見た。
歴史あるお寺なのだが、先進の気質も持っているのか、入場時にもらったリーフレットには、詳しくはキミイデラドットコム(http://www.kimiidera.com/)をご覧下さいと書いてあった。
山門。1509年の建立。ただし、朱塗りのため、歴史の古さ、重々しさは感じさせない。
多宝塔(左)と鐘楼(右)。多宝塔が現存する建物の中で最も古い1449年、鐘楼は1588年。ともに朱塗り。
本堂。1759年。新しいがナチュラルウッドなので、こっちの方が重々しく感じさせる。手前の木はサクラ。和歌山地方気象台の標本木(開花宣言する時に参照する木)菜のだそうな。最も、今年から気象庁はサクラの開花宣言はやめたのだが。
山桜はまだ咲いてしました。
紀三井寺の名前の由来である泉の一つ、揚柳水。だが、枯れてしまったのか、蛇口をひねるとチョロチョロ水は出てくるのだが、後ろ(写真では茶色の屋根がかかった下)にはポンプがあるらしく、暫くすると電動ポンプが動く音が聞こえた。この泉は「念のため、飲用の差異には煮沸してお飲み下さい」と書いてある。念のためとは言え、ちょっと飲む気がしない。
もう一つの泉、清浄水。ここはそもそも柵があって飲めるような状態ではない。なんか......汚水のような........。もう一つの泉、吉祥水には寄らなかった。
石垣。緑色片岩で出来ていて、ほぼ直立している。以前に和歌山城を見に行った時に、緑色片岩の石垣がやたら傾斜が緩いことに気が付いた。その時は、緑色片岩は大きなブロックには成らないから、技術的に急立する石垣が造れないのだろうと思ったのだが....
しっかり直立する石垣があるじゃないか!何だ?あの和歌山城の石垣は!