さよなら鹿児島

 就職して初めての転勤先が鹿児島でした。私にとっては全く縁のなかった土地で、転勤の内示を受けたときは正直言ってイヤだと思いました。しかし、1年近くを過ごしてみて、なかなか楽しい地だと感じています。ま、これはこの間に火山灰がほとんど降らなかった(初めて鹿児島を訪れた1985年の1/4万以下の降灰量)のも大きいかも。
 こちらに来て半年後にポンコツ軽自動車を買って、あちこち出かけました。たくさん温泉にも行きましたし、韓国岳開聞岳高千穂峡も素晴らしかったし、日本最南端のスキー場、五ヶ瀬で(たまたまだけど)粉雪のスキーを楽しむことも出来ました。北海道から遠く離れた南九州で高校時代のクラスメートのK君と十数年ぶりに会ったのも楽しい想い出です。
 春になってミヤマキリシマが咲く時期には、霧島の新燃岳に登ろうと思っていたし、天草にも行こうと思って楽しみにしていました(新幹線には全く期待していないけど)。が、なんと1年で転勤の内示を受けてしまいました。就職して十数年の間一度も転勤したことが無かったのですが、初めての転勤につづいて1年で転勤とは...。これからは坂を転げ落ちるように転がり続けるのかもしれない。
 今度は神戸。幸いにも今度の住居は3月末に竣工する新築。神戸の三宮まで徒歩でも20分ちょっととまさに都会。鹿児島は良いところがたくさんあったがこのアパートだけはちょっと...と思っていたので、精神的にもっと余裕が出来るかも。神戸はこれまでもしばしば行ったことがあり、震災の直後に半月ほど滞在もし、いろいろ出かけた記憶があります。お金さえあれば生活しやすいところだと思います。神戸は。お金がないのが残念!
 鹿児島の1年は有意義でした。さようなら鹿児島!


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